前回の続きです。
2ルートを登ってアップ完了。
いよいよハルクです。
◾️4日目 ハルクアプローチ
朝イチで、レンジャーステーションにいき、無事パーミッション取得。
ハイカーが多かったようですが、他にハルクに行くカナダのパーティーもいました。彼らはPositive Vibrationをやるようです。
朝ごはん食べに近くのメキシカンカフェに行ったら、カナダの彼らもいました。
たっぷり食べてから、Mono Villageへ移動。
牧場の中を走ります。牛がたくさん!
Twin LakesのほとりにあるMono Villageは観光地。
キャンプ場のKioskでOver nightの駐車料金を払い、駐車場でパッキングしました。
かなり暑くて、準備した後、レストランででジュース&アイスを食べて休憩しました。
いよいよ出発。キャンプ場に入って行ったら、また朝に会ったカナダの2人に遭遇。テキーラ飲んでました。彼らはハルクベースに泊まらず、ここから明日行って登る模様です。
昼過ぎにアプローチ開始。
最初は森の中ですが・・・
だんだん木が少なくなって、ものすごく暑い!
2ルートを登ってアップ完了。
いよいよハルクです。
日の出とともにキャンプ場出発! |
◾️4日目 ハルクアプローチ
朝イチで、レンジャーステーションにいき、無事パーミッション取得。
ハイカーが多かったようですが、他にハルクに行くカナダのパーティーもいました。彼らはPositive Vibrationをやるようです。
レンジャーステーションが開くまでブリッジポートの貯水池で暇つぶし。 赤い草と牧場の緑、空の青の色彩が綺麗。 |
レンジャーステーションで、Peter Croftの本と記念撮影。 |
朝ごはん食べに近くのメキシカンカフェに行ったら、カナダの彼らもいました。
アメリカの朝食と言ったら、やっぱりパンケーキ(特大) |
たっぷり食べてから、Mono Villageへ移動。
牧場の中を走ります。牛がたくさん!
こんなところで育った牛なら、とっても美味しいでしょうね |
Sawtooth Ridgeが近づいてきた |
Twin LakesのほとりにあるMono Villageは観光地。
キャンプ場のKioskでOver nightの駐車料金を払い、駐車場でパッキングしました。
かなり暑くて、準備した後、レストランででジュース&アイスを食べて休憩しました。
Mono Villageのレストランでアイス。 |
ベルディングジリスが駐車場にいました。可愛い! |
いよいよ出発。キャンプ場に入って行ったら、また朝に会ったカナダの2人に遭遇。テキーラ飲んでました。彼らはハルクベースに泊まらず、ここから明日行って登る模様です。
昼過ぎにアプローチ開始。
最初は森の中ですが・・・
木がでっかい |
だんだん木が少なくなって、ものすごく暑い!
この日は30度以上だったようです。
暑すぎて、木陰で休みつつ歩きました。
一般のトレイルから分岐するところまで1時間以上かかってしまいました。
川を渡って、Little Slide Canyonに入ります。
道はすごくわかりやすい。
急な登りを終えると、Hulkが見えてきました!
渡渉から岩のゴロゴロ地帯までは迷いようがありません。
ここまで、全く蚊がいなかったのですが、ボルダー地帯にはいったら、蚊が大量にやってきました。蚊に刺されるのが嫌なので、暑くても長袖着て行きました。
Hulkを見ながらどんどん登ったら、渡渉地点すぎてしまったようで、対岸にアプローチ中のクライマーがいるのが見えました。慌てて渡渉。
その後も道がよくわからず適当に行ったら、Hulkとは谷の逆側にあるOut Guard Spireに大接近してしまいました。
ケルン見つけてトラバースしたものの、Hulkはすぐそこに見えるのに道がよくわからない。岩壁地帯の中で迷子に。
ウロウロしてたらマーモットに会いました!
マーモットを追いかけて行ったら、登りやすそうなルンゼを発見し、そこから緩やかな雪渓に降りルことができました。そこからキャンプ地はすぐでした。マーモット、ありがとう。
結局、休憩・道迷い含めて5時間かかってしまいました。(迷わず早い人なら2、3時間?)
テント場は、水場もあり整地されてて快適なのですが、蚊がものすごい!
私たち到着後もクライマーが続々到着。予想よりも多い。
「君たちどこ登るの?」とみんな確認しあいます。
これまた意外なことに、この日到着した人たちにはRed Dihedralを登るパーティはなく、Positive Vibration ばかりでした。
Positive〜予定の1パーティーは暗くなる前に取り付きまで行ってギアを置いてきた模様。朝イチやるつもりでしょう。
泊まりのスタイルは色々で、テントなしでゴロゴロスタイルのパーティもいれば、バッチリテントの人もいました。テントなしで、蚊は大丈夫なんでしょうか?
岩穴みたいなBiviCaveもあったけど、誰も入っていませんでした。
テント場にはもちろんリスがいます。
食料狙ってきますが、そんなにふてぶてしくはありません。
夕食は、日本から持ってきたアルファ米、具沢山味噌汁、ニシンの甘露煮で完全な和食。
アメリカは肉関連のもの一切持ち込み禁止なのです。缶詰もコンソメもNG。魚はOK。
アプローチがとても暑かったので、しょっぱい食事が美味しく感じました。
この日は満月です。
月明かりのハルクがとても綺麗でした。
ツエルトに蚊が入って着てしまうので、換気口にメッシュの服を丸めて網戸がわりにしました。そうしたら寝苦しかったです。何回か夜中に起きて換気しました。標高は2800mくらいです。
◾️5日目 Incredible HulkのRed Dihedral(クライミング3)
日の出前に起床。
そしたらもう、Positive〜にヘッデンで登っているパーティがいました。
昨日の張り切ってた人たちでしょう。早いなー!!
実は、この日誕生日。
狙ったわけではなく、偶然です。
嬉しいな、バースデーにハルクの頂上。
テントを開けたら蚊の猛攻。こんなに蚊がすごいと知っていたら、アメリカの強力な虫除けを購入していたのに・・・
朝ごはんは軽めにすまして、残していく食料は未開封のドライフーズのみ、ゴミもしっかりパックして、ナッツや乾パンは全部持って行きました。
バガブーでは、ほんのわずかなゴミ(エナジーバーのパッケージの切れ端)をテントに残しておいたら、リスに齧られてテントに穴が空いた苦い思い出がありますので。。
取り付きまでは30分くらいかかりました。ずっと蚊に攻撃されつつ。
やはりRed~には他に誰もいないようです。
と、ここで日焼け止めを塗り忘れたことに気づ着ました。バガブーでも同じことやったのに、またやってしまいました。
登り始めたら、アプローチの雪渓を3人パーティと2人パーティがやってくるのが見えました。
1ピッチが長く感じられます。
5.8、9は甘くないです。
登り始めても蚊がずっといます!
4P目終わったらハアハアしてました。
せっかく70mロープにしたのに、私たちは全くリンクできませんでした。無駄に長いロープはただの重し・・
5P目から少しずつ日が当たり始めました。
6P目の取り付きが広かったので、ここでトイレタイム。
なんと、おしっこが紅茶色でした!熱中症が心配です。
前日のアプローチも暑かったし、乾燥しているので水分摂取が足りなかったのかもしれません。
7P目が終わるあたりで、完全にひなたになり、かなり暑い。少し頭痛がします。
8P目を登る頃、今朝駐車場から上がってきたパーティーに追いつかれました。
抜いてもらったほうがいいかな、と思いつつ、早く日陰に行きたくて、急いで登りました。
10P目抜けて北側のフェースへ入りました。日陰は涼しい。
ここで一休みしましたが、かなりゆっくり休んだのに、後ろの早いパーティが全然やってきません。懸垂で降りちゃったかな?
11P目は間違えて早く右にトラバースしてしまい、脆い5.9の”Bad Option”に行ってしまいました。
ボロいクラックにビビって交代してもらいました。
疲れてて写真撮る余裕ありませんでした。
このあと、感動の頂上へ。
頂上でゆっくり、はせず、日陰に避難。
下降確認したり、ゆっくりしていると後ろのパーティがやっと現れました。トンネルは通らずに。
話を聞くとなんと、携帯落としてしまいトポが見れなくて迷っていたらしいです。アルゼンチンの人たちでした。4カ月の滞在だそうです。羨ましい!
下降がわからないのでついて行っていいかというので、一緒に下降しました。
下降はそんなに悪くなかったけど、ぱっと見わからないかも。
ガリーのガレもそこまで悪くないのですが、ケルンは最小限です。
アルゼンチンチームはCar to Carのため、さっさと降りて行きました。
ドッと疲れて、テント場へ。
登攀後に駐車場まで降りるのは体力的に辛いと感じました。
トポではCar to CarのBig One Dayクライミングが一般的だみたいに書いてありましたが、実際には、前後、もしくは前後のどちらかをベースで泊まるパーティの方が圧倒的に多いようです。
アメリカで購入したドライフーズを2.5人前ずつ食べました。
クレームブリュレがとても美味しかったです。水だけでできてこの美味しさはすごいと思いました。海外のジフィーズはまずいかと思ってたけど、そんなことなかったです。Gumboもおいしかったので、Gumboの素を後でスーパーで買ってしまいました。Gumboって料理初めて知りました。
明日は涼しいうちに降りることにして、眠りにつきました。
が、興奮のせいか、空気薄いせいか、あまりよく眠れませんでした。
夜中に起きて、月夜のハルクを眺めたりしました。
◾️6日目 ハルクベースから下降
食料はほとんど食べてしまったので乾パンとコーヒーを簡単な朝食にして、6時半前に下降開始しました。下山したら、Mono Villageのレストランでたらふく食べたい!と思いながら。
地形がわかっているので、下降はスムーズだろうと思いきや、雪渓を降りると途切れていて、なかなか降りられずウロウロしました。リスも雪渓の上でウロウロしていました。
かなり怖い思いして、雪渓の切れ目のところから岩を渡りなんとかクライマー道に合流できました(今回、2番目の怖さです)
雪渓地帯を抜けるだけで1時間もかかっていました。。
沢で顔と頭を洗って、ボルダー地帯を降りて行きました。行きとは違ういい道でした。
しばらくいくと、下から3人組が話しながら上がってきました。先頭のおじさんは半袖短パンで身軽な格好です。日帰り組のようです。
「クライミングはどうでしたか?」とにこやかに聞かれたので、とてもGoodでしたよ、と返答。
なんだか、見覚えのある顔のような気がしました。
彼らと別れて少し立ってから、ふと気づきました。
あの特徴的な口元は・・・Peter Croft?!
なんてことでしょう。伝説のクライマーに偶然出会うなんて!
でも、よく考えたら、Croftはシエラのガイドもやってるし、この季節にHulkにくることも多いはずだから、ここで出会ったとしてもちっともおかしくないのでした。
一緒に写真撮ってもらえばよかった!買ったばかりのトポにサインしてもらえばよかった!「Very Good」じゃなくて「Awesome!」って答えればよかった!!と後悔するも、もうCroftは遥か彼方。。
ああ、せめてサンバイザーを身につけていてくれたならば、すぐに気づいたかもしれません。(日陰で涼しかったので、サンバイザーは不要)
下りは、へばっているせいか、たっぷり時間がかかって11時くらいになってしまいました。途中、これからハルクにいくクライマーにもう1組すれ違いました。
Mono Villageのキャンプ場では、なぜかキャンパーの家族に声をかけられて、昨日あなたにあった気がするんだけど、どこ行ってたの?と聞かれました。また、私に似た誰かがいたのでしょうか、それとも一昨日の勘違いでしょうか。
出発前に立ち寄ったレストランで昼食をたっぷり食べてから、ブリッジポートに行きました。
この後、楽しみにしていたトラバーチン温泉に行きます。
その3へ続く
馬も歩く道。馬糞多し。 |
暑すぎて、木陰で休みつつ歩きました。
一般のトレイルから分岐するところまで1時間以上かかってしまいました。
暑くてダラーっとしてしまう |
渡渉はいい橋がありました |
川を渡って、Little Slide Canyonに入ります。
道はすごくわかりやすい。
渡った川を見下ろす |
急な登りを終えると、Hulkが見えてきました!
Hulk! |
Hulk!! |
渡渉から岩のゴロゴロ地帯までは迷いようがありません。
ここまで、全く蚊がいなかったのですが、ボルダー地帯にはいったら、蚊が大量にやってきました。蚊に刺されるのが嫌なので、暑くても長袖着て行きました。
Hulkを見ながらどんどん登ったら、渡渉地点すぎてしまったようで、対岸にアプローチ中のクライマーがいるのが見えました。慌てて渡渉。
その後も道がよくわからず適当に行ったら、Hulkとは谷の逆側にあるOut Guard Spireに大接近してしまいました。
一番右がOut Guard Spire |
ケルン見つけてトラバースしたものの、Hulkはすぐそこに見えるのに道がよくわからない。岩壁地帯の中で迷子に。
Hulkの前に岩壁が立ちはだかる |
ウロウロしてたらマーモットに会いました!
マーモットを追いかけて行ったら、登りやすそうなルンゼを発見し、そこから緩やかな雪渓に降りルことができました。そこからキャンプ地はすぐでした。マーモット、ありがとう。
道先案内人のマーモット(ただし、食料やギアも齧る) |
結局、休憩・道迷い含めて5時間かかってしまいました。(迷わず早い人なら2、3時間?)
テント場は、水場もあり整地されてて快適なのですが、蚊がものすごい!
テント場はあちこちたくさん整地されてます |
私たち到着後もクライマーが続々到着。予想よりも多い。
「君たちどこ登るの?」とみんな確認しあいます。
これまた意外なことに、この日到着した人たちにはRed Dihedralを登るパーティはなく、Positive Vibration ばかりでした。
Positive〜予定の1パーティーは暗くなる前に取り付きまで行ってギアを置いてきた模様。朝イチやるつもりでしょう。
泊まりのスタイルは色々で、テントなしでゴロゴロスタイルのパーティもいれば、バッチリテントの人もいました。テントなしで、蚊は大丈夫なんでしょうか?
岩穴みたいなBiviCaveもあったけど、誰も入っていませんでした。
空がやたらと青い。 壁には下降中のパーティいますが、小さすぎて写真ではわかりません。 |
テント場にはもちろんリスがいます。
食料狙ってきますが、そんなにふてぶてしくはありません。
Golden Mantledジリス |
夕食は、日本から持ってきたアルファ米、具沢山味噌汁、ニシンの甘露煮で完全な和食。
アメリカは肉関連のもの一切持ち込み禁止なのです。缶詰もコンソメもNG。魚はOK。
アプローチがとても暑かったので、しょっぱい食事が美味しく感じました。
この日は満月です。
月明かりのハルクがとても綺麗でした。
写真は早朝のHulk |
ツエルトに蚊が入って着てしまうので、換気口にメッシュの服を丸めて網戸がわりにしました。そうしたら寝苦しかったです。何回か夜中に起きて換気しました。標高は2800mくらいです。
◾️5日目 Incredible HulkのRed Dihedral(クライミング3)
モルゲンロートの対岸の岩 |
日の出前に起床。
そしたらもう、Positive〜にヘッデンで登っているパーティがいました。
昨日の張り切ってた人たちでしょう。早いなー!!
実は、この日誕生日。
狙ったわけではなく、偶然です。
嬉しいな、バースデーにハルクの頂上。
テントを開けたら蚊の猛攻。こんなに蚊がすごいと知っていたら、アメリカの強力な虫除けを購入していたのに・・・
朝ごはんは軽めにすまして、残していく食料は未開封のドライフーズのみ、ゴミもしっかりパックして、ナッツや乾パンは全部持って行きました。
バガブーでは、ほんのわずかなゴミ(エナジーバーのパッケージの切れ端)をテントに残しておいたら、リスに齧られてテントに穴が空いた苦い思い出がありますので。。
取り付きまでは30分くらいかかりました。ずっと蚊に攻撃されつつ。
やはりRed~には他に誰もいないようです。
と、ここで日焼け止めを塗り忘れたことに気づ着ました。バガブーでも同じことやったのに、またやってしまいました。
登り始めたら、アプローチの雪渓を3人パーティと2人パーティがやってくるのが見えました。
取り付き近くから、アプローチを見下ろす |
1ピッチが長く感じられます。
1P目 |
2P目 |
5.8、9は甘くないです。
登り始めても蚊がずっといます!
3P目 |
4P目 核心の”Red Dihedral” |
Hulkの影 |
隣のPositive〜を登るクライマーがよく見えました。楽しそう! |
4P目終わったらハアハアしてました。
せっかく70mロープにしたのに、私たちは全くリンクできませんでした。無駄に長いロープはただの重し・・
だんだん日差しが迫る |
5P目から少しずつ日が当たり始めました。
6P目の取り付きが広かったので、ここでトイレタイム。
なんと、おしっこが紅茶色でした!熱中症が心配です。
前日のアプローチも暑かったし、乾燥しているので水分摂取が足りなかったのかもしれません。
7P目が終わるあたりで、完全にひなたになり、かなり暑い。少し頭痛がします。
7P目のスプリッター。リンクすれば5P目だったけど。 |
カンカン照りです |
8P目を登る頃、今朝駐車場から上がってきたパーティーに追いつかれました。
抜いてもらったほうがいいかな、と思いつつ、早く日陰に行きたくて、急いで登りました。
9P目。早く北側の日陰に行きたい。 |
10P目終えて、肩に到着。 |
10P目抜けて北側のフェースへ入りました。日陰は涼しい。
ここで一休みしましたが、かなりゆっくり休んだのに、後ろの早いパーティが全然やってきません。懸垂で降りちゃったかな?
北側にウサギの耳みたいな岩がありました。 |
11P目のチムニーを前に大休憩 |
11P目は間違えて早く右にトラバースしてしまい、脆い5.9の”Bad Option”に行ってしまいました。
チムニー状 |
ボロいクラックにビビって交代してもらいました。
疲れてて写真撮る余裕ありませんでした。
このあと、感動の頂上へ。
最後のトンネル。大柄なアメリカ人は抜けられないのでは? |
頂上つきました。浮かない表情は腹が痛いから。 |
頂上暑い。 |
頂上でゆっくり、はせず、日陰に避難。
下降確認したり、ゆっくりしていると後ろのパーティがやっと現れました。トンネルは通らずに。
話を聞くとなんと、携帯落としてしまいトポが見れなくて迷っていたらしいです。アルゼンチンの人たちでした。4カ月の滞在だそうです。羨ましい!
下降がわからないのでついて行っていいかというので、一緒に下降しました。
下降はそんなに悪くなかったけど、ぱっと見わからないかも。
ガリーのガレもそこまで悪くないのですが、ケルンは最小限です。
ガリーの中 |
ガリーからの眺め |
壁が眩しい |
岩に囲まれながら下山 |
基部のガレ場 |
穴があったら入りたい |
雪渓を滑るように下降したら |
やっぱり尻餅つきました |
岩の上で鳴くPika!(小さくてよくわかりません) |
テン場に戻ってきた。荷物は無事でした。 |
アルゼンチンチームはCar to Carのため、さっさと降りて行きました。
ドッと疲れて、テント場へ。
登攀後に駐車場まで降りるのは体力的に辛いと感じました。
トポではCar to CarのBig One Dayクライミングが一般的だみたいに書いてありましたが、実際には、前後、もしくは前後のどちらかをベースで泊まるパーティの方が圧倒的に多いようです。
アメリカで購入したドライフーズを2.5人前ずつ食べました。
クレームブリュレがとても美味しかったです。水だけでできてこの美味しさはすごいと思いました。海外のジフィーズはまずいかと思ってたけど、そんなことなかったです。Gumboもおいしかったので、Gumboの素を後でスーパーで買ってしまいました。Gumboって料理初めて知りました。
明日は涼しいうちに降りることにして、眠りにつきました。
が、興奮のせいか、空気薄いせいか、あまりよく眠れませんでした。
夜中に起きて、月夜のハルクを眺めたりしました。
Hulkのまね |
◾️6日目 ハルクベースから下降
食料はほとんど食べてしまったので乾パンとコーヒーを簡単な朝食にして、6時半前に下降開始しました。下山したら、Mono Villageのレストランでたらふく食べたい!と思いながら。
地形がわかっているので、下降はスムーズだろうと思いきや、雪渓を降りると途切れていて、なかなか降りられずウロウロしました。リスも雪渓の上でウロウロしていました。
かなり怖い思いして、雪渓の切れ目のところから岩を渡りなんとかクライマー道に合流できました(今回、2番目の怖さです)
雪渓地帯を抜けるだけで1時間もかかっていました。。
沢で顔と頭を洗って、ボルダー地帯を降りて行きました。行きとは違ういい道でした。
トレイルに降りれてほっと一安心 |
しばらくいくと、下から3人組が話しながら上がってきました。先頭のおじさんは半袖短パンで身軽な格好です。日帰り組のようです。
「クライミングはどうでしたか?」とにこやかに聞かれたので、とてもGoodでしたよ、と返答。
なんだか、見覚えのある顔のような気がしました。
彼らと別れて少し立ってから、ふと気づきました。
あの特徴的な口元は・・・Peter Croft?!
なんてことでしょう。伝説のクライマーに偶然出会うなんて!
でも、よく考えたら、Croftはシエラのガイドもやってるし、この季節にHulkにくることも多いはずだから、ここで出会ったとしてもちっともおかしくないのでした。
一緒に写真撮ってもらえばよかった!買ったばかりのトポにサインしてもらえばよかった!「Very Good」じゃなくて「Awesome!」って答えればよかった!!と後悔するも、もうCroftは遥か彼方。。
ああ、せめてサンバイザーを身につけていてくれたならば、すぐに気づいたかもしれません。(日陰で涼しかったので、サンバイザーは不要)
さよならHulk!さよならPeter!そしてありがとう!!! |
下りは、へばっているせいか、たっぷり時間がかかって11時くらいになってしまいました。途中、これからハルクにいくクライマーにもう1組すれ違いました。
Mono Villageのキャンプ場では、なぜかキャンパーの家族に声をかけられて、昨日あなたにあった気がするんだけど、どこ行ってたの?と聞かれました。また、私に似た誰かがいたのでしょうか、それとも一昨日の勘違いでしょうか。
出発前に立ち寄ったレストランで昼食をたっぷり食べてから、ブリッジポートに行きました。
ご馳走 |
ぺろっと平らげました |
この後、楽しみにしていたトラバーチン温泉に行きます。
その3へ続く
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