奥秩父主脈縦走



私が本格的なクライミングをやり始めた頃(10年くらい前)、当時いろいろ教えてくれていた師匠的な人から面白い縦走路があると聞きました。
それが”奥秩父主脈縦走”。
その時は、途中に一家心中したいわく付きの山小屋がある、という部分しか印象にありませんでした。

昨年に続き今年も海外には行けそうにもなく、国内で何か新しいことをやってみたくなり、長期縦走を目標の一つに掲げてみました。
そうなると、奥秩父主脈は絶対にやっておきたいものの1つとして、とても興味が湧いてきたのでした。

1月に歩荷トレを始め、テント(※)などの装備を買い揃え、
2月に2泊3日での軽めの山行でテントに慣れ、
3月の後半に奥秩父主脈・・・のつもりが、3月の連休が3日しか取れなかったことやトレーニング不足による不安から5月にずれ込んでしまいました。
(※テントは、なんと今まで買う機会がなかったのです!一緒に行く誰かが持っていたし、ひとりで一白程度ならツエルトで済ませていました)


さて、今回の奥秩父主脈縦走の概要です。

2021/5/20~23の4日間、単独でテント泊。

計画では
 1日目:みずがき山荘〜大弛峠 行動6時間
 2日目:大弛峠〜将監小屋 15時間
 3日目:将監小屋〜奥多摩駅 15時間
 4日目は予備日

実際は
 1日目:みずがき山荘〜大弛峠 行動5時間40分
 2日目:大弛峠〜破風山避難小屋(悪天により行動中断)7時間
 3日目:破風山避難小屋〜雲取山荘 16時間
 4日目:雲取山荘〜奥多摩駅 9時間
 
となりました。



■1日目 5月20日(木)曇り後雨 みずがき山荘〜大弛峠

金峰山に向かう途中。曇りでも遠くまで見渡せた。

8:28韮崎駅着。駅前の「ほさか」でおにぎりを4つ購入。ほさかはおにぎり専門店で、とても美味しい。8:50発の茅ヶ岳みずがき田園バスに乗車。乗客は他に増富温泉に行く1人だけ。いつもは車で通る道をバスで行くのは不思議な気分。
天気は午後から雨の予報。

ほさかのおにぎり。左が富士山握り。

みずがき山荘10:02着。山荘前には誰もいませんでした。いろいろ準備して10:10に出発。
鷹見岩分岐までは、鷹見岩にクライミングに行ったことがあるので知っている道。
途中、瑞牆山がよく見えました。石楠花も咲いていました。鷹見岩のあたりは石楠花がたくさんあってとても綺麗だったので楽しみにしていましたが、時期が早いのか、もっと岩寄りの場所にしか咲いていないのか、見当たりませんでした。



鷹見岩分岐で休憩。お腹が痛い。多分、前日と朝に高脂肪分なものをたくさん食べすぎたせい。GWの沢山行の後からいろいろ不調で、疲れやすく、絶好調とは言えない状態でした。
しかも、前日3時間しか眠れなかった。山行の前に眠れないのはいつものことではありますが・・・。
休憩中、下山していくハイカー1人が通りすぎました。
休憩を終わろうとした時、もう1人、金峰山に行くハイカーが登ってきました。先に行ってもらって後から行こうとしたのですが、同じところで休憩?のようでなかなか行かないので、仕方なく出発しました。腹が痛いから、後ろから来られるのは何だか嫌だなあと思いつつ。

大日小屋。例の小屋だと思ってた。


鷹見岩から行くとすぐ大日小屋があります。3月、バスが増富温泉までしか入らない時期なら、1泊目はここに泊まろうかと思っていました。おそらく師匠が行っていた小屋だと思います。
大日岩を経て、金峰山に向かいます。大日岩からの景色が綺麗でした。

天気は下り坂でも景色は綺麗。南アルプス。

瑞牆山と八ヶ岳



ルリビタキが頻繁に登山道に現れて、腹が痛いのを少し忘れることができました。
後ろのハイカーのお兄さんもほぼ同じペースで金峰山まで行きました。

五丈岩が見えてきた

森林限界を越えて、岩岩した尾根になったあたりで雨が降ってきました。雨は降っても遠くの北アルプスまで見渡せました。

富士山もまだ見える

遠くまで見えるのに雨

金峰山は、五丈岩のクラックを登りにきて以来。今回で3回目です。
山頂には誰もいませんでした。雨の中、カヤクグリがちょこちょこ歩き回っていました。

ほぼ一緒に登ってきたお兄さんはいろいろ話したそうでしたが、雨が強くなる前にテン場にきたかったのと、腹が痛いので、さっさと大弛峠へ向かいました。愛想悪くて御免なさい。

カヤクグリがいたのですが、写真には取れませんでした。


大弛峠には15:50着。5時間40分。まあ予定通りのペースでした。
大弛小屋のテント場は今、予約制で、電話した時は他に2組いるとのことでしたが、雨だからキャンセルしたのか、私以外誰もいませんでした。テン場代は、封筒に入れて投函する方式で無人です。

テン場は貸し切り!

5月はまだ車が峠に入れないらしく、トイレも施錠されていました。簡易トイレを使用。紙はあるけど、紙は持ち帰るようにとビニール袋まで用意されていました。親切です。

右にあるのが簡易トイレ

この案内図、動物のイラスト付きでかわいい。


水を3リットル汲んで、テントに入り夕食を済ませ、18時に就寝・・・のはずがなかなか寝付けず。わずかな電波で天気予報をチェックすると、翌日はずっと雨で昼ごろ強くなるかもしれない予報。うつらうつらしては、テントに雨の当たる音で目を覚まし、天気予報をチェックして、またうつらうつら・・・の繰り返しで0時になってしまいました。

今夜のお楽しみ。袋がパンパン。



■2日目 5月21日(金)雨時々暴風 大弛峠〜破風山避難小屋

0時起床、チョコひとかけとコーヒーを飲んで、荷物をまとめて雨の中出発しました。水はしばらく汲めそうにないので2リッター持ちました。
雨の中、明け方で怖いのは熊との遭遇!熊鈴の音が嫌いな私は、普段熊よけを持っていかないのですが、今回は悩んだ挙句にヘキセントリック2個を持ってきました。熊鈴の変わりです。
カランカランさせながら、国師ヶ岳を目指しました。ほとんど木の階段の公園みたいな道でした。



山梨百名山を集めているので、今回の縦走で、5つくらいゲットできる予定です。
国師から甲武信岳の間は、国師ヶ岳までの道と比べるとあまり人が通っていない感じでした。明るくなってくると、熊が出るんじゃないかと怖くなって歌ったり、唸ったりしながら進みました。もし、他にハイカーがいたら、私の声を聞いてかなり怖かっただろうと思います。幸い誰もいませんでいた。

明け方の森

甲武信に近づくにつれて、雨風が強まってきました。
甲武信岳山頂では遠目に道標を撮影しただけで通過。道標のところまで行くのが嫌なくらいの風だったのです。これって、登頂と言っていいのだろうか?と後で疑問に思いました。山梨百名山の道標は見当たらず。

山梨百名山&日本百名山の甲武信岳

甲武信小屋まで降りると、風も弱まって一安心でした。しかし、破風山避難小屋まであと少しというところで、枯れ木が折れて降ってくるんじゃないかというほどの暴風になりました。ザックが大きいせいで風に煽られて何度かよろけ、なるべく身をかがめて進みました。少し落ち着いたところで写真をパチリ。



とりあえず、避難小屋に入って暖かい物を飲もうと思いました。避難小屋が見えた時は嬉しかったです。が、小屋に近づいてみると、なぜか窓が全開になっていました。ストックを使って窓を外からしめてから小屋にイン。恐れていた通り、小屋の中はびっしょりずぶ濡れでした。

床はずぶ濡れ。

かろうじて土間が乾いていたのと、雑巾など掃除道具が揃っていたので、床をある程度拭いて、マットを敷いて場所を確保しました。とりあえず、朝食をとって様子をみることにしました。雨風はますます強くなるばかりで、一歩も外に出たくないほどの天気になりました。電波は入らず、天気予報も見れません。
酷く眠かったので、仮眠することにしました。天気が回復したらすぐに出発するつもりです。

物凄い風で小屋が揺れているようでした。うつらうつらして、風の音で目を覚まし、電波を確認して、またうつらうつらして・・・の繰り返しです。
そして、トイレに行きたい!行きたいけど外には出たくない!という状態になりました。
今回FUD(女性用立ちションの道具)持っていてないしなあと、ひとしきり考えて思いついたのが、アルファ米の空きパック。それにして、後で外に捨てました。密閉できるし、自立して置いておけるし、どうせゴミだし、ナイスアイデア?!

小屋に着いたのが8時。仮眠を始めたのが10時くらい。12時くらいに雨風少し弱まってきてよく眠れました。すると、扉がガラッと空いて人がやってきました。びっくりして飛び起きました。その人は水場に行ってくると行って出て行ってしまったので、土間に散らかしていた荷物を急いで片付けました。こんな天気で人がくるとは思いもしませんでした。しかも水場に行くとは。水場まで20分、沢の源頭部まで降りなきゃいけないので、かなり面倒なはずです。

戻ってきて、話をすると、今朝は将監小屋からきたとのこと。その前は奥多摩駅から石尾根を通ってきたというので、私の行程のちょうど逆方向です。ここまでの天気はやはりかなり風が強くて、雁坂峠もテントは厳しいだろうと。甲武信小屋のあたりは平穏だったので、もしかして破風山付近だけ風が厳しいのかと思っていましたが、無理にいかなくて良かったと思いました。
こんな天気で行動するのはやはりツワモノ、Yさんというその男性は、本当はシーカヤックが専門だけどコロナで海外遠征ができずちょっと他のことをやろうと思ってトレーニングで縦走しているそう、私と境遇が似ていると思って親近感を覚えました。

と、そこにさらに2人組が到着。彼らも人がいてびっくりしたようです。
避難小屋の達磨ストーブを当てにやってきたそうです。

ずぶ濡れの小屋と4人を温めるため、達磨ストーブを使用させていただくことになりました。
火の扱いに慣れたYさんのおかげでストーブは煌々と燃え、かなり乾いて快適な状態になりました。2人組のオジさんと若者も面白い人たちで、楽しく過ごすことができました。オジさんは高塚山のなめくじ小屋のメンテナンスをやったり、沢や岩やいろいろ幅広くやっているベテラン。若者はオジさんに「騙されて」山を始めたそうです。山小屋での怪談体験話も良かったです。

結局、小屋滞在は16時間。
20時〜23時は、3時間ほどぐっすり眠れました。

ゆっくり出発するオジさんたちが、薪を追加したり、片付けをしておくと言ってくれて、私は最低限の周りの片付けだけして、23時45分に小屋を出ました。出発時の天気はかなり回復して、霧雨が少しと言ったところでした。

避難小屋では面白い話を聞かせてもらい、また、いろいろと親切にしていただいて、とても元気になりました。ありがとうございました。



■3日目 5月22日(土)曇り時々小雨、晴れて後また雨 破風山避難小屋〜雲取山荘


破風山まで行くと霧は薄くなり、甲府盆地の夜景に月も見えて綺麗な夜でした。
破風山と雁坂嶺の2つの山梨百名山をゲット。





雁坂峠まで2時間半。
初めて来たのに、雁坂峠の風景はなぜか懐かしい感じがしました。昔、雁の群れが超えていったという峠です。今はもう雁たちはここを通らないのでしょうか。峠に腹を摺るように飛ぶ雁になった妄想をして、ひとりしんみりしてみました。




古礼山のあたりで、明るくなってきました。
雁峠に着く頃は青空も出てきました。
雁坂峠に雁峠。ここより南には雁ヶ腹摺山が3種類。昔はたくさん雁がいたのでしょう。




雁のことに思いを馳せながら、笠取山方面へ進みます。
笠取山は、昔、沢登りで詰めて登ったことがあるので今回は巻いてしまいました。
唐松尾山へ向かう途中、テントがひと張り。昨日の天気で、急遽ここに止まったのでしょうか。私は誰もいないと思い、ブツブツ『Rock,Lock・・・』と英語の発音練習しながら歩いていたので、テントの中の人が起きていたら、不気味な思いをしていたことでしょう・・・

唐松尾山の頂上で朝食を取ったら、とても元気になってきました。
将監峠の手前、牛王院平でシートなどを乾かしていると和名倉山へ向かうハイカー2人と出会いました。

将監峠から先は、稜線ではなくずっとトラバースの長い道のりでした。
この辺りから、何人かのハイカーとすれ違いました。岩清水が湧いているところがあり、大弛から水を補給してなかったので、助かりました。

ペースがあまり上がらなかったので、飛龍山は巻いてしまいました。後で、山梨百名山だったことに気付き、大変後悔しました。
飛龍山分岐の手前にあった禿岩は、石楠花がたくさん咲いていて綺麗でした。



禿岩からの眺め

そこから三条ダルまでもずっと長いトラバースで、少々飽きてくるところ。
時々出てくるアカハラやルリビタキに癒されました。途中、沢登の人たちや何組かのハイカーとすれ違いました。また天気が悪くなってきて視界が悪く、熊よけのために「ヨイショ、ハイッ、ウーウウー」だの声をあげながら歩いていたら、すれ違う人に聞かれてしまって少し恥ずかしい思いをしました。

そんな感じで、三条ダルに着いたのが15時。ここから一気に雲取山頂へのぼる急斜面です。最後の登りだと思うと、力がみなぎってコースタイムの半分くらいで頂上にいけました。斜面にある紫の石が綺麗でした。

紫の石




なぜか山梨百名山の道標は、山頂よりだいぶ離れたところにありました。




雲取山は大学生の時に登ったことがあります。頂上近くの森の中の山小屋にテントで泊まって、景色は全然つまらなくて、下山の長い林道が辛くて足が痛くて泣きながら歩いたことしか覚えていません。今回、山頂はガスで景色は全く見えず。学生時代の時の山頂がどうだったかは全く思い出せませんでした。

雨が今にも降りそうだったので、急いで雲取山荘を目指しました。やはり雨が降ってきてしまい、山荘までの道のりがやたらと長く感じました。
途中、道にカエルの卵が落ちていて、危うく踏むところでした。誰かが踏んだ跡がありました。
道の真ん中にカエルの卵


土曜日なので、山荘は人でいっぱいでした。軒下でカップ酒を飲む人たちがズラーと並んでいておかしな光景でした。おそらく、コロナで山荘内では飲酒禁止、外は雨で、軒下しか飲むところがないのでしょう。

宿泊の受付に列ができていましたが、山荘のオジサンは気が利いていて、「テント泊の人はこっちへ!」と誘導してくれて、おかげで雨がひどくなる前にテントを張ることが出来ました。テン場もいっぱいで、山荘からずいぶん下ったところの林の中に場所を確保できました。山荘の近くだと、テントが密集した状態でとても泊まる気にはなれなかったのでした。

完全には乾いていない靴で出発したため、足は真っ白にふやけて、ひどく臭くなっていました。沢で臭くなることはよくありますが、濡れた登山靴を16時間履き続けるとこんなになるのだとびっくりしました・・・。

防水靴で、今年1月に買って3日ほどしか使用しておらず、レインウエアにスパッツもつけていたのですが、水は進入してしまいました。今後対策を考えないと行けません。

雨は強くなってきて、雨音がうるさかったのですが、とてもよく眠れました。


■4日目 5月23日(日)晴たまにガス 雲取山荘〜奥多摩駅 9時間

晴れていたら、2時くらいに出発しようと思いましたが、雨がまだ残っていたようで、3時頃に撤収作業開始しました。山荘前を3時半に通過。
まだ濡れた靴で出発です。

ガスが残っていたので、山頂は経由せず、トラバース道で小雲取へ行きます。
トラツグミの機械音のような声がしていました。

雲海が綺麗


途中から晴れてきて、小規模ながら雲海になった景色が綺麗でした。



尾根の広い道になって、足元があまり濡れない感じになってきたので、アプローチシューズに履き替えました。やっと濡れていない靴で歩けます!替えのシューズはモンベルのキッズ向けハイキングシューズ。軽くて持ち歩くのに便利です。

奥多摩小屋跡のあたりを通過。学生時代に泊まったのは奥多摩小屋だったと思うのですが、全く景色に見覚えなし。七ツ石山まで眺めはよく、気持ちよく歩けました。学生時代の思い出から、奥多摩の山をなんとなく好きになれなかったのですが、今回とても良くて好きになりました。

七ツ石山からの眺め

山頂を少し下ったところの神社が、朝日のなかとても美しかったです。





予備日を使っているため、下山に余裕があるので、石尾根ではまかずに各山頂へ行きました。
ところどころでヤマドリの気配がします。一羽だけ、飛んでいく姿を見かけました。
天気は晴れですが、たまにガスがかかります。

鷹ノ巣山


沢登りで鷹ノ巣谷に行った時、ついでに行きたかったけど諦めた鷹ノ巣山です。まだ沢は2回目の時で、例の師匠も一緒でした。懐かしい。

日曜日で天気がいいため、尾根を降りていくと、人にたくさんい会いました。
そのうちの1人に「千本ツツジは通りましたか?」と聞かれました。わらび取りの人で、どうやら千本ツツジはわらびがいっぱい獲れるところのようです。山菜は詳しくないので、わらびがあったかどうかさっぱりでした。その人に「テン泊ですか、立派だあ〜」と言われましたが、山菜採りで山に入る人たちも立派だと思いますよ。道なき藪にもいくんですから。

アップダウンを繰り返して進むと、またガスが出てきました。
すると、気配がしました。


この木にいた


リスです。しばらく見かけなかったリスがいました。
ここで休憩することに即決。しばらくコーヒーを飲んだりしていると、また出てきました。
写真は撮れなかったけど、リスが木を駆け上ったり飛び移ったり活発に動く様を十分に堪能できました。

リスが去ってしまった後、しばらく余韻に浸ってぼんやりしてからまた歩き始めました。
三木戸のあたりの道はドロドロで、乾いた靴をなるべく泥に埋めないよう注意しておりました。その泥と濡れ落ち葉の中、走ってくるトレイルランナーがたくさんいました。転んで泥だらけになったら、帰りの電車はどうするんでしょうね。ロッカーに着替え用意しているのでしょうか。

やがて、奥多摩駅の工場が見えて、もうすぐゴールだと実感しました。
アスファルトの車道に降りた時、後ろからやってきたオジサンが「お疲れさん」と声をかけてくれました。車道はかんかん照りでとても暑く感じられました。

そして、ついに奥多摩駅!12:20分でした。
駅に着いたらパラパラと雨が降ってきました。



食料はギリギリにしたので最後はハラヘリかと思いきや、不思議とそんなにお腹は空いていませんでした。が、せっかくなので駅舎の2階にあるお店で、ダブルチーズカレー食べてみました。アルファ米じゃないお米はうまい!

ダブルチーズカレー


帰り道、青梅で乗り換える時、ハイカーの女性に話しかけられました。どこへ行ったのかと聞かれて、みずがき山荘からずっと縦走してきたと言ったのですが、途中はバスで移動したと思われてしまいました。本当にずっと徒歩できたとわかったら驚いていました。その後も山の話をいろいろして楽しかったです。

でかいザックを背負っているだけで、いつも色々な人に話しかけられます。私が小柄で弱そうな見た目だから、余計にザックが目立つのかもしれません。


■最後に
振り返ってみると、今回学んだことがたくさんあります。
特に、連日雨でのテント泊では濡れたものが乾かないので、なるべくウエアを濡らさないようにしなくてはならないと思いました。替のウエアや雑巾なども工夫して準備しないと行けないです。濡れた靴はものすごく臭くなるし、足に豆もできやすくなるので、そのあたりも・・・
食料は、自分が思っていたほど食べなくても大丈夫そうだったので、安心しました。

体調に関しては、不思議なもので、歩き続けているとある時点からすごく元気になったりします。出だしはすごく疲れていて、今日は予定通りに行かないかもしれないと思うのに、なぜか元気になります。これはもう少し、なぜか考えてみたいです。


それから、例の事件の小屋は、大日小屋と間違って記憶していたのですが、調べてみると「笹平小屋」でした。それは新しく建て替えられて、現在の破風山避難小屋になったそうです。







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