戸隠高原へ

このところ、ゆったりと高原キャンプがしたくてたまらなかったので、戸隠高原へ行ってきました。

暑いので沢に行きたいのだけれど、まだ足が心配だったり、このところ更年期障害のような体調不良に悩まされていて、ゆったり過ごしたかったのです。

安比高原や森吉山のクマゲラの森なども気になっているけれど、あのあたりの熊(ハイブリッドという噂)が怖くてなかなかいけません…


7/21 (日)高速バスで移動。
10:30新宿バスタ→15:00長野駅東口

長野駅前も猛暑。
移動中、良さげな看板に出くわし、三角もちとおやきとドーナツをかってしまいました。

まずは快活CLUBで休憩です。
暑すぎて、散策どころではありませんでした。
日曜日は市内のバスが運休になっているらしく、楽しみにしていたツルヤに買い出しにも行けず。
昼寝して、夕方善光寺へ行きました。実は長野駅にくるのも初めてなのです。


雀がおおいなとおもったら、一茶の歌牌に雀の親子が詠まれていました。昔から多いのでしょうか(バス停や公園で餌付けしている人も見かけました、そのせいか新宿の雀並みに人に寄ってきました)

暑いので、動物園まで歩くのもあきらめです。今回、いろいろ諦めているけど、涼みに来ているのだから暑い中無理するのも本末転倒…
リスの展示が良いとの噂なので、またの機会に見にいきたいです。


善光寺から戻って、スーパーへ買い出しにいったら、クレジットカードを家に忘れてきたことに気づきました。現金多めに持ってきていたのでなんとかなりました。



7/22 (月)

朝、表参道にある公園でバスを待ちました。やはり雀がおおい。
バスが来る直前にトイレ行きたくなってしまい焦りましたが、無事乗車。そこそこ人がのっていました。

飯縄山登山口で下車し、2時間暑い南参道を登って山頂へ。途中、でっかいタマゴタケを手にしたオジサン、ドヤ顔。キノコが色々生えてました。


頂上が近くなるに連れ、おはながきれいに。とくにシモツケソウがたくさん咲いていました。

人気のコースのようで平日なのに、たくさん人がいました。山頂を越えて瑪瑙山へ向かいます。

いいかんじの登山道が続くのですが、直射日光がつらかったです…
メノー山をこえるとスキー場で、ゲレンデをあるくのがこれまた暑い…

明日歩く予定の戸隠山がよく見えました。


スキー場をぬけると森の中の、沢沿いの道で涼しくなりました。下っていくと、なんか青いのがたくさんみえる…
戸隠イースタンキャンプ場のレンタルテントでした。ブルーシートの色が鮮やかすぎてギョッとします。

キャンプ場は平日のせいか、空いていました。

アカゲラを見かけたところにテント設営。
後ろでは、まだまだレンタルテントを増設中…

このレンタルテント群のおかげで、他キャンパーとは隔絶されて、のんびりできました。


林がすずしくてよかったのですが
コーヒー(ストロング)をのんだせいなのか、お腹をくだしてしまいました。
周りを散策しようとしてたけど、ぐったりして昼寝しました。夕方起きるも、なんだか頭が痛い…

いつものことですが行動中あまり水をのまなくて、キャンプ場についてからコーラをガブ飲みしたせいなのでしょうか。
それとも土曜日に、猛暑の都内持ち歩いて結局持って帰ったおにぎりを日曜日の朝に食べたせいなのでしょうか?
2年前、食中毒でひどい目にあっているのでおっかなくなりました。

今回スーパーで買った地のものたち、そして鳥観察用の単眼鏡です。




7/23 (火)
とおくのテッペンカケタカの声で起きました。でもまだくらい3時でした。

4時に出発。
ヘッデンつけて川沿いの散策路をいきました。
月がぼんやりときれい。


杉林の参道につくころはすっかりあかるくなりました。案内の看板をみてたらいきなりアブにやられました。


参道の杉並木が立派でした。山門も素敵。
山に登らず、平地をウロウロするのも楽しそうです。


奥の院のところで計画書をだし、のぼりました。
道が崩れてるから気を付けて、みたいな注意書きアリましたが、よく整備されていてとても歩きやすかったです。

やがて、急な鎖場が現れました。
が、これは登山道ではなく、上の窪みの物見櫓みたいなところへ行くためのくさり。
登ってみましたが、ハシゴがあっても良さそうな感じでした。ノンクライマーにはきつそう。


この日も猛暑でしたが、遠くまできれいに見渡せました。


蟻の塔渡りを過ぎました。
看板は「塔渡り」になってました。地図には「戸渡り」。どちらが正しいのでしょうか。
小林一茶の 蟻の道 雲の峰より 続きけん を思い浮かべました。


絶景だけど、左上にアブが写ってしまいました!


このあと、雷雨がきそうな雲の感じです。
余裕があれば高妻山ものぼろうと思っていたのですが、
避難小屋のある分岐に来た時点で、とても暑く、また昨日の腹下しの余波か思うように体が動かないので、のんびり下山することにしました。
まだ9時で時間は、たっぷりあったのですが…

下りは沢沿いでしたが、南面で暑かったです。
いいかんじの小滝のところで水浴びしました。

下ると牧場にでます。雲がモクモク。

ソフトクリームご美味しいと評判のカフェはこの日定休日でした。残念。
ファミリーに人気っぽい戸隠キャンプ場を横目に、戸隠イースタンキャンプ場へと戻りました。
ここは名前の似たキャンプ場が2つならんでいます。

午後はキャンプ場の木陰でのんびりすごしました。
トイレではコウモリも観察できました。
夕方すこしパラついたものの、夕立にはなりませんでした。
7/24(水)
天気予報が急変。
朝から雨、それなりの強雨らしい。

3時前におきたらすこしパラパラしていました。
簡単にお汁粉をたべて、サッサとテント撤収しました。4時出発。最初からレインウェアを着ていったら、車道あるきの時点で暑くなってしまい、いったん脱ぎました。
でも登山道にはいったらすぐに雨…
古池のそばを通るときには雷もなっていて激しく降ってきました。

森の中でも容赦なく打ち付ける雨、そして登山道は泥沼!

それでもこんなキノコの盃があったりして、ほっこりしました。
下山までずっとそれなりの雨を覚悟していましたが、頂上付近の稜線にでたら、雨がやみました。

そして、野尻湖が見えました。

「古道」という昔の本の最初の章が、ナウマンゾウを追ったという道の話でした。その話にでてきた野尻湖です。古道というタイトルから、熊野古道とか、塩の道とか、そういうのを想像して読み始めたので面食らった思い出があります。でも、とても面白い本でした。

頂上までほぼ休憩なしで4時間あるき通しだったので、腹が減っていました。雨も止んだし頂上で温かいコーヒーでも飲みたい…
と思っていたら、頂上で記念撮影した途端また雨。風もあって、寒いのでそのまま歩き続けました。


黒姫駅へ向かう、下りの表登山道は、最初はなかなかの急な道でした。
日の出岩まで下ってやっと休憩できました。雨は再び止んで落ち着きましたが、全身ズブ濡れヌレネズミになっていました。今回、替えの靴やサンダルを持ってきていなかったので、後でビーチサンダルを買おうと思いました。

この後は快適な道が続き、テンポよく降りたら蒸し暑くなりました。
登山口にある立派な休憩所できがえて、コーヒーのんでゆっくりしていたら、また激しい雨。

傘をさして駅へ向かいました。
黒姫山は雨雲の中に霞んでいました。

トウモロコシ畑や龍雲寺の一茶の句碑を横目に歩きました。途中、オコジョのような小動物が道路を横切りました。ちいさいイタチでしょうか。

駅で、黒姫そば(特上かきあげ玉子)をたべました。とっても美味しかったです。
黒姫駅はこじんまりしていますが、ちょっと離れたところに一茶記念館や一茶ゆかりの建物などあるみたいです。野尻湖散策とあわせて、いつかゆっくり訪れたいものです。

しなの鉄道に乗って長野駅へむかいました。
百均でビーチサンダルを買い、また快活CLUBにいってシャワーでさっぱりしました。
でも、3日間汗をたっぷり吸ったザックが臭い…ファブリーズがほしいです。キャンプ場で陽に当てたりしたけど、匂いが取れませんでした。高速バスだと、客席に持ち込まなくていいから多少臭ってもまあ、いいでしょうか…

夕方、外に出ると雲がきれいでした。
高速バスの車窓から、のぼった飯縄、戸隠、黒姫の姿をみながら帰りました。

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