北欧旅行とBohuslänでのクライミング4

 3からの続き


5/10 喉の痛み
雨は止んで、朝は霧に包まれた田園風景が綺麗でした。
乾きがいいと書いてあった、Brappersの岩場に行くことにしました。

朝のキャンプ場からの景色


Brappersの岩場は教会のお墓のそばにあります。
張り切って早く行きすぎてしまい、しばし車中で待機。


昨日はゆっくりしたので、疲れが取れたと思いきや、喉に嫌な感じの痛みがありました。
とりあえず日が差してきたので1本簡単なやつを登りました。

ちょっとだけ濡れてたけど問題なし


遠くからでもはっきりわかるいいラインでした。


今回登った中で、頂上からの写真では一番綺麗な景色が撮れたんじゃないかと思います。
教会、森、海、牧場、そして海辺の岩場が綺麗に配置されていました。


もう1本、リードで登ろうと思っていたのですが、なんだか疲れていたので、
1本フォローで登ってキャンプ場に戻ることにしました。
帰り道は馬が通路を塞いでいたので、お墓の中をまわって帰リました。

駐車場の前には羊たちもいました。

SのTorLineのビレイに行きました。
この日TorLine付近は大賑わいで、上裸の男たちがワイワイ集まっていました。
そういえば、TorLine、一緒だった日本人グループの女性以外に、女性がトライしているのを見ませんでした。



結局、Sも疲れが溜まっているからか、核心を越えられませんでした。
その上、私の体調が悪くなってきてしまい、早めにテントに戻りました。
熱は無いのですが、体がだるくて、喉が腫れてしまいました。
綿のほとんど入っていないペラペラシュラフで寝ているから風邪をひいたんだと言われましたが、そうではなく、海辺の寒い風の中ビレイしていたせいだと思います。


5/11 クライミング最終日

昨日、早めに寝たおかげか、体調はだいぶ回復しました。
それで、朝一番にTorLineをもう一度トライしするSのビレイに行きました。が、やはり全然駄目でガッカリして、Lickansというみんなが勧めるベーカリーに行くことにしました。
よく売り切れてしまうと聞いたので、開店時間に合わせて行きました。
英語のメニューとはなくて、よくわからなかったので、レジの前に陳列されていたシナモンパンとクリームパンとコーヒーを頼みました。

マダム4人組が、ホットサンドのセットを頼んでいたから、お食事メニューがいろいろあるっぽいです。温室風の外のテーブルで食べていると、続々とたくさんの人がパンを買いに来ていました。あっという間に人だかりになって、本当に人気のある店でした。


お味の方は、というと、確かに、フィンランドの空港や、キャンプ場近くのスーパーで買ったシナモンロールよりずっと美味しかったです。それに、値段は空港のカフェより安かったです。

パンを食べ終えてもまだ午前中です。
実はSは足を滑らしてカムを掴んで完登ではなかった、白鳥山のPolskaをやり直そうか、と思ったのですが、4連休土曜日のせいか駐車場はいっぱいでしたので諦めました。

それで、デンマーク人がお勧めしてくれた、円形溝の中を登るユニークなルートを見に行ってみようと、車を走らせました。

初めて通る道で、途中、たんぽぽばがとてもたくさん咲いているところがあったので、降りて撮影しました。
スウェーデンの旗の黄色い十字は太陽を表しているというけど、本当はタンポポの黄色じゃないかと思うくらい、あちこち、たんぽぽが多かったです。
その中でも、ここは一面のたんぽぽ畑で素晴らしかったです。


羊たちもいました。

岩場までのアプローチにちょっと迷ったけれど、例のルートを見つけました。思ったより小ぶりな壁でした。(ここで私の足にマダニがいました。)




しかし、Sがチャレンジしたものの、真ん中の濡れてるところで敗退!

それで、Ayaという簡単だけど綺麗な長いルートのある岩場に行ってみようとしましたが、ここも駐車場がいっぱいで、そのすぐ先の湖沿いの岩場を見に行きました。
最後に、なんとしても1本登りたいのです。




湖畔の駐車場にはノルウェーの車が二台停まっていましたが、幸いスペースに余裕があって無事駐車できました。湖に沿って、楽しいトレイルを歩いてから、森の中を登って行くと、岩場はすぐ見つかリました。
1組、難しそうなかぶったルートをトライしていました。


そのすぐ横の、コーナーの6-を登りました。
プロテクションセットに緊張する、レイバックが楽しい感じのいいルートでした
(私はフォローですが、楽しかった)



最後に気持ちよく登れて良かったです。
スーパーでアイスとイチゴを買って帰り、パフェを作って食べました。



5/12 再びフィンランド
朝8:55の飛行機なので、4時起きでテントを撤収しました。
後半、キャンプ場は大混雑だったけれど、早起き組(いつも決まったメンバーだった)とお話できて楽しかったです。
さすがに5時前なので、誰も起きていなくて、誰にもバイバイせずひっそりと発ちました。


お世話になったキャンプ場ともお別れです。


余裕をもって出発したはずなのに、空港近くのガソリンスタンドで、給油に手こずってしまいました。今回給油は2回目だったのですが、なぜか給油ができず、何種類かクレジットカードを試すハメになりました。
その後は、無人の駐車場に車を返して、鍵もボックスに入れて返却はおしまいです。北米では、レンタカー返却は立体大駐車場で、必ず係の人がいたので、これで大丈夫なのかなあと不安になってしまいました。

その後、ハラハラすることもありましたが、無事、飛行機にのれました。
一番前の非常口の席で、この席に座る人は「フィンランド語か英語が話せること」が条件だったのですが、一体どのくらいなら英語を話せると言っていいのやら・・・迷いましたが、非常時は最善をつくします!ということで座りました。

あっという間にフィンランド、バンター空港に到着し、まずは空港で昼食をとることにしました。チキンとポテトとサラダのセットと飲み物、これだけで4000円!でした。ユーロは高いし、空港も高いです!



電車でヘルシンキ市街へ。
中央駅から歩いて5分くらいのホテルにチェックインしました。


とりあえずトラムに乗ってみたり、中心部をウロウロしました。



アウトドアショップや本屋に行きましたが、日曜なので早くに閉店しました。
まだまだ明るいのですが、疲れていて喉も痛いし早めに寝てしまいました。

5/13 サウナ行きたい

一日、ヘルシンキ観光の予定です。
まずは図書館へ。


あらゆるゲーム機が使えるゲーミング部屋とか、カフェとか、子供のコーナーとか充実した施設でした。


その後、水辺の公園へ。
カオジロガンを見に行きました。


たくさんいて、そこそこ近づけました。



サイクリングツアーの人たちがいました。
ゴミ箱の蓋と木の枝で太鼓の演奏を始めたおじいさんもいました。
ヘルシンキでは他にも、路上で演奏している年配の男性を複数見かけました。若者の演奏は見かけませんでした。


その後、バス移動して海辺のオールドマーケットへ。
使い方の全然わからないトイレがあってびっくりでした。鍵や便座のセットや水を流すことが、凝りすぎていてサッパリわかりませんでした。


街のあちこちにあった亀の像に乗りました。


マーケットでは、美味しそうなものがいろいろ売られていました。が、ホテルの朝食でお腹いっぱいだったので、何も食べませんでした。


その後、歩いて大聖堂を見学して、ホテルに戻りました。
すごく疲れています。


海辺の立派な観光客向けのサウナに行こうかと思ったら、すでに予約でいっぱいでした。
ホテルのサウナは1時間で10ユーロで、それなら前回行ったスモークサウナの方がいいと思い、バスで40分ほどかけてまた湖の辺りのスモークサウナへ行きました。


前回は湖に足先しかつけられませんでしたが、今回は全身入れました。


季節はすっかり変わって、緑にあふれていました。



サウナで数時間過ごしたら、かなり元気になりました。
喉にも良かったようです。

それから市街地に戻って、ホテル近くのフィンランド料理のお店に行きました。

フィッシュスープ

トナカイ

ミートボール

料理はどれも美味しくて良かったのですが、一緒に頼んだノンアルコールビールで酔っ払ってしまいました。疲れていて、ほんの少しのアルコールでも体にこたえたのかな?と思っていたのですが・・・
対応してくれたウエイトレスさんが新人だったようで、ノンアルコールビールを頼んだはずが、同じメーカーの普通のビールが来てしまった模様。お会計のレシートを見て価格が違ったのでそこで判明しました。
この後、スーパーでお買い物する予定でしたが、酔っ払ってしまったのでこの日も早々に寝ることになりました。



5/14 帰国日

チェックアウトは12時なので、それまでは市街地で過ごすことにしました。
まず、24時間営業のでかいスーパーマーケットに行って、おみやげなど買いに行きました。

それから、ホテルのすぐ近くにある植物園へ行きました。
外から園の中を見ていたら、ウサギを発見しました。



中に入って、すぐウサギを探しに行って、追いかけたら・・・


なぜかカラスに猛烈に威嚇されてしまいました。カラスがウサギを守っているのでしょうか。
後で調べたら、ヘルシンキ市街はウサギが増えて問題になっているようです。



ミツバチの巣箱もありました。

ホテルを出て、電車に乗って空港へ行きました。
空港は空いていて、休憩にいい場所もあって搭乗まで快適に過ごしました。
You tubeにある「Crackoholic - The climbingmovie」というBohuslänを紹介するムービーを見ました。私たちが登ったところがたくさん出てきて、面白かったです。
Hällerの農家のおじさんが紹介されていて、もしかして、あの時あったお爺さんがそうかも?!と思ったりしました。

最後は喉がおかしくなって、疲れも溜まって、ヘルシンキ観光が思ったほどできなかったのが残念ですが、ゆったりとスカンジナビアの自然が楽しめて良かったなあと思いました。


帰国後は、40時間ぐらい寝てしまいました。
喉はしばらくおかしかったけれど、足の方はかなり良くなっていました。

またしばらく、燃え尽きちまった症候群になると思います。
早く次のお楽しみを見つけて頑張りたいところです。

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